こんにちは。ひまわりんです。
今日は旅日記をお休みして、このテーマを紐解いていきたいと思います。
UC患者さんにとって何かしらのヒントとなったり、生活見直しのきっかけとなだたりすればうれしいです。
ポイントはヘルシーで安全な食事

潰瘍性大腸炎に影響するもの、そのメインはズバリ食生活だと思っています。
私は日本ではベジタリアンではないのですが、インドにいる間はほぼほぼベジタリアンです。
ヨーグルトなどの乳製品は摂りますが、肉は食べません。
というか肉が買えないし、肉を使った料理を提供している場所が基本ありません。
これは地域によります。インドでは州やエリアによって食は大きく異なり、ほとんどがノンベジタリアンという場所も少なくありません。
また、私は本当は牛乳が大好きですが、腸にダイレクトに作用するそうなので極力控えています。
ちなみに、ヨーグルトやチーズは約85%乳糖がカットされているそうです。
インドでは野菜も安くて、豊富な果物も安いので、朝はスムージー、小腹が空いたら旬のフルーツをつまんだり、夜も野菜や豆とうまくスパイスを使ったインドの家庭料理、またできる限りの日本風の料理を楽しみます。
なお、家庭で作られているインド料理は、日本のインド料理店で出されるものとはまったく違います。もちろん家庭によって味付けやスタイルも異なりますが、どれもシンプルで体にやさしいのが特徴です。
このインドでの食生活こそが、腸の状態を大きく変えてくれた要因だと感じています。
野菜、果物を豊富に摂り、加工食品やお肉を控えること
これはとてもとても重要なポイントだと実感しています。
食のオプションが多彩すぎる日本

日本食は万国共通認識として健康的なイメージがあります。
でも、日本に一時帰国して日本の食生活に戻るとだんだん腸子が悪くなるのです。
ひまわりんは日本にいると、お酒も飲むし、お肉もたまに食べる、間食にお菓子もスイーツも食べる。あと、よくカフェでカフェラテなどを飲みます。
どこそこの美味しいスイーツと聞けば、出かけることもあります。
おいしい魅力的な食べ物がたくさんあることは、良い点であり、悪い点でもある。
美味しいもので溢れかえっている。
それが日本です。
つまり食のオプションが多彩すぎる日本は、食いしん坊の私にとって健康的な食事はすごく意識しないと難しいです。
実は添加物まみれだった日本の食環境
それから日本は加工食品天国です。
また家では使わなくても、簡単調理の食材や、スーパーのお惣菜、外食などに含まれる添加物を避けるのは至難の業だと思います。
家庭ではできるだけ避けていても、簡単調理の食材やスーパーのお惣菜、外食などでは添加物を完全に避けることはほぼ不可能だと思います。
一方インドでは、基本的に添加物が使われていません。
そのため「作り置き」の習慣もなく、電子レンジ調理(レンチン)という文化もほとんど存在しません。
冷凍食品のパッケージを裏返してみれば一目瞭然――
日本では保存料や添加物が当たり前のように入っています。
これらを私はインドにいる間は全く摂取していません。
インド料理のスパイスにも良い効果?

これは私個人の意見ではありませんが、潰瘍性大腸炎の主治医によると「適度に摂取するスパイスには腸に良い影響を与える可能性がある」とのことでした。
確かに、スパイスの持つ抗炎症作用や消化促進作用を考えると、理にかなっているように思います。
インド人の腸内環境はとても健康
ちなみに、こちらも主治医から聞いた話ですが、インド人の腸内環境はとても健康的で、その腸内細菌の構成は日本などとは大きく異なるそうです。
腸内細菌が定着するには最低でも3週間ほどかかるらしいです。
私が長期滞在する前にもよくインドに通っていた頃、2~3週間ほどこちらで過ごすたびにUCの症状が改善して帰っていたのは、そのためではないかと思います。
詰まるところ、
加工食品を避け、乳製品や肉は控えめにして野菜や果物を多く摂る
できれば、「控えめ」はなく「完全に断つ」ことが理想的ではあります。
ひまわりんがインドにいる間は完全に立っている状態だからです。
でも、繰り返しにはなりますが、日本ではそれはかなり難しいと思います。
できる範囲で試すのはUCだけでなく、体全体にも良い影響があるはずです。
実際に肌トラブルなども明らかに減っています。
帰国時に必ず受けている採血でも相当健康的な数値を叩き出しています。
昔は
「何食べても一緒!悪くなる時は悪くなる。だから好きなものを食べる!」
がポリシーでした(汗)
おそらくこのブログでもそういうことを何度も言ってきたと思います。
でもやはり20年近くこの病気と付き合ってきて、再燃寛解、入退院を繰り返してきて思うこと。
それは、食生活です。
軽度から中程度辺りの患者さんであれば、多少時間はかかると思いますが、何かしらの良い変化は感じられるのではないかなと思っています。
次は、またネパール旅日記に戻ります。
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そして、もし、今、
潰瘍性大腸炎や自己免疫性肝炎で苦しんでいる方がいるとしたら、
自分もいつも闘病中に声に出して言い聞かせていたのですが、
「明けない夜はない」
をつぶやいてみてください。
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