今日は、ゴッドハンドドクターの診察2回目でした。
前回はこちら
→ゴッドハンドDr.初診察vol.1
→ゴッドハンドDr.初診察vol.2
Mr.ゴッドハンド(以下、Mr.GH)診察後に、手術や入院の手続きや追加検査などで病院を出たのは17時過ぎ。いやはや、疲れました。
赤字が後日の追記です。
ひまわりんの病名と今の状態
先日の造影CTの結果を持って、可能性の高い二つの病名が言われました。
SPN(Solid Pseudopapillary Neoplasm)
MCN(Mucinous Cystic Neoplasm) 粘液性嚢胞腫瘍
どちらかは、取り出して病理に出してみないとわからないみたいです。
この病気については、ググれば出てくるのでまた改めて時間のあるときに書いていきたいと思います。
現時点では、腫瘍が良性か悪性かはわかりません。悪性だとするとそれはガンです。それはハッキリと言われました。ただ、一昨日の像影CTの結果からも、明らかにガンという状態ではないと思われるとも言われています。
もちろん、取り出してみて「悪性=膵がん」ということはあり得ると。具体的な確率を数字で聞いた訳ではありませんが、言葉のニュアンスではそれなりの確率であり得はしますよ、という風にキャッチしました。
色々ネットで調べていてもMCNだとすると悪性化率は高いようなので、そこはもう理解できています。
手術実施について
手術実施は確定しました。まあ、待ったなしといえば待ったなし。
一昨日のMDCTの結果から、腫瘍が大きいところで6cm近くになっているので、何れにしてもできるだけ早く摘出した方がいいとのこと。そして、例え良性であっても、取り残しがあれば再発する可能性があるようでしっかり取り切ることが重要だそうです。
手術自体は、膵体尾部切除+脾臓全摘出です。場合によってはその周りのリンパや他の臓器ということもあり得ますが、ひとまずは、すい嚢胞腫瘍と膵臓の半分と脾臓全部です。
手術中にある程度悪性かどうかを検査しながら進めるらしく、悪性の可能性があればリンパやそれに接触する臓器も摘出するということでした。
開腹手術か、腹腔鏡下の手術か?
「嚢胞腫瘍が6cm弱とサイズが大きい」
「膵液漏を最低限に抑える」
この2点を考慮して、腹腔鏡下でもできなくはないとも言われましたが、開腹手術を強く勧められました。
膵液漏(すいえきろう)とは、膵臓半分を切除した切り口の断面から膵液が漏れ出てくる現象です。程度の差はあれど、合併症の中で必ず起きるものの一つで、これが原因で入院が長引いたり、命に関わったりするんだそうです。
ひまわりんの場合、膵臓自体は全く正常(正常膵というらしい)であることから、膵臓半分を切除摘出したあと、これが強く出やすいそうです。健康な証拠とも言えるのですが・・・厄介です。若くて健康な人ほど、膵液漏においては非常にリスクが高いということをしっかりと言われました。
反対に、ご高齢の方や、慢性膵炎の方は幸か不幸か膵液があまり出なくて膵液漏は激しく起こらないそう。いろんな合併症の中でこれは必ず起きてしまうもので仕方ないのですが、これが一番辛いんだそうです。
確かにネットでの前情報でも、腹腔鏡の方が重篤な膵液漏の発生頻度やや高かった気がします。似たような内容をMr.GDも説明してくださいました。まあ有意な差かと言われるとどうかな・・・
医師との会話の中では開腹手術ということで納得していたつもりの私でしたが、圧倒的な術後の痛みと回復の差を考えると腹腔鏡手術でも行けるのら・・・という思いが、一日経ち芽生えてきました。
あとは、切り方について。
「ヨガのインストラクターとしては、体幹に関与する筋肉へのダメージを可能な限り最低限にしたい」ということを伝えましたら、みぞおちからへそ下までど真ん中をばっくりではなく、左肋下辺りから横腹にかけて切ることを提案していただきました。すると、筋肉を分けながら膵臓にアプローチでき多少の工夫は可能と。
その時はいいかも、と思ったのですが、左右のバランスが取りにくくなるんだろうなという不安も出てきました。ヨガやダンスだけでなく、左右バランスはとても重要です。いつも左をかばいながら生活することを考えると真ん中の方がいいのか?とか。
今後
手術自体は来月になりました。入院指示書なるものに書かれてあった入院予定期間は1ヶ月。合併症が最低限で、回復が超早くても、2−3週間。長ければ、3ヶ月になることもあるそうです。
という訳で、1ヶ月の入院で個室にすると100万円くらいになってしまう。1ヶ月で済むとも限らないので個室は諦めました。
そこで、少しばかり快適そうな有料大部屋というのを希望しました。それでも差額ベッド代は1日辺り+5,300円なのですが・・・カーテンではなく家具で仕切られていて、プライバシーがやや確保されるのと、バストイレがそのお部屋の人たちだけで使えるというものです。
今回の入院は術後の相当強烈な痛みと日々戦うことになりそうです。術後2日はICUだそうですし、もうどこでもいいや、という気もしてきて、途中で変わりたくなったら個室に移ればいいし、と思いました。
今日は、診察の他に、動脈採血、レントゲン、心電図、リハビリセンターでの術前のアドバイス、入院手続きをしてきました。その他、いくつか検査と麻酔科の診察が控えています。個人的には、歯医者に行ったりしておこうかなと思っています。
取り急ぎの日記でした。改めて自分の中の整理のためにも、書き直したり、書き足したりすると思います。
そして、だいぶ覚悟が決まってきました。
<あとがき> 今日の診察でもしかしたら「明らかにガンです」と言われる可能性もあったので、ここ数日は眠れずずーっと寝不足でした。今のところ「明らかなガンの兆候はなさそう」ということで少しだけ安心しました。これはガンが散らばっていないというだけで、嚢胞の中はすでに癌化しているのかもしれませんので、手術で取り出した腫瘍を病理で診てからという、言うなれば結果が先延ばしになっただけです。あと、入院前に色々手続きをするのは今回が初めてで新鮮だったのですが、色々大変ですねー。緊急入院だとあれこれ準備することはできませんが、入院までの準備期間があるのもそれはそれで良し悪し。
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