AIH・入院生活

肝生検 体験記「きっと切腹ってこんな感じ」


先日の胃カメラ検査でトラウマが消え、
ようやく肝生検について書いてみようという気持ちに。

ひまわりんは緊急入院で運ばれて
5日目に肝生検をしました。

その時点ではまだ自己免疫性肝炎か
確定こそしていませんでしたが、
胆管結石や胆のう炎、E型肝炎以外の
すべてのウイルス性肝炎はすでに否定されていて、
病院側も「ほぼ自己免疫性肝炎で間違いないだろう」とのことでした。
後に、E型肝炎についても陰性だったことがわかりました。

・肝臓の破壊がどの程度まで進んでしまっているか

・自己免疫性肝炎の確定診断

・今後の治療方針を決める材料

これらの確認と診断の為に「肝生検は必須」とのことで、
検査を受けないという選択肢が私にはありませんでした。 

では、順番に紹介していきたいと思います。

   

1. 検査リスク

確率は非常に低いが、死亡例もある

この頃は、私も病状が非常に深刻で、
意識も朦朧としていた時期なので、
承諾書へのサインなどはすべて母任せでしたが、
「非常に低い確率だけれど、死亡例もある」
というリスクについての説明があったことは覚えています。

たしか、0.06%とかそれくらいだったような。
そしてこの可能性は生検後6週間までは
起こり得るという話でした。

  

2. 検査前

検査後しばらくは動けないのでトイレには必ず!

そんなたいそうな検査は処置室で行うのかと思いきや・・・
「このまま病室のベッドで行います」
と言われ、少しびっくり。

お隣さんお休み中ですけど・・・笑

「肝臓に針を刺すため、結構流血します」
だとか、
「局所麻酔はするが、痛みはあります」
とか、
「これを刺します」
とぶっとい注射針を見せられたり。

今思うと、結構な脅しでした。

 

3. いよいよ肝生検!

ベッドシーツの上が殺人事件現場のように

所要時間は20~30分くらいとのこと。
検査時、母は退室。
その場には医師2人と看護師さん2人がいました。
お隣さんは同室でそのままグーピーお休み中です。

そんな中、
さまざまな機器が手際よく運び込まれてきます。
このときくらいまではまだタカをくくっていたかも。
というよりもおぞましい倦怠感の方が
恐怖を完全に上回っていたかな。

まずは、局所麻酔の注射をして、
医師はエコーを見ながら、
右肋骨下あたりにブスっと刺して、
中で少しこねくり回されて、
「バチンッ!」と肝臓の組織一部を採取。

これを2回。

この「バチンッ!」というのは、
ピアッサー(ピアスの穴を開ける道具)の
バチンを100倍くらいにした感じです。

女性でしたら、わかりますでしょうか?

人目はばからず、泣き叫ぶ私。
(いや、人目ってほど人はいないのですが)

体をダラダラとつたう血の感覚。
出血は本当にすごかったです。
チラっと見たら白いベッドシーツの上が
殺人事件現場みたいになっていました。

そして、痛みで死ぬかと思いました。
切腹ってこんな感じなんだろうか?とか思ったり。
あの麻酔は全く効いていなかったんだろうなと
今になって思います。

 

4. 検査中に起きた不思議なこと

ちぎれそうな痛みに襲われて・・・

肝生検中に、左大腿骨付け根が猛烈に痛み出し
ちぎれそうになりました。

点滴で痛み止めを入れたりしましたが、
全く効かず痛みは半日続きました。
いまだに原因は不明です。

  

5. 検査後

肝臓側(右腹部)を下にしてじーっとすること4時間

検査後4時間は肝臓側(右腹部)を下にして
じーっと寝ていなくてはなりませんでした。
(ですが、昔は24時間動いてはいけなかったそうです)

とはいえ、自分はこの時、
AST、ALT、IgGすべて3000はあったピーク時で、
「倦怠感」なんていう生易しいものではなく、
悪魔にすべてを吸い取られていくような
おぞましい気持ち悪い感覚が
肝臓だけでなく臓器すべてにありました。

思い出すだけでも気持ちが悪くなりますが、
そんな異常状態だったので、
わけのわからぬまま検査が受けられて
ある意味良かったのかも。

事前予習で怖がる事すらできなかったので。

 

6. 検査結果

新犬山分類と国際スコアリングシステムによる診断のもと・・・

なお、肝生検の結果は、

犬山分類でA3/F3という診断でした。(下記参照)

 

要は、肝硬変の一歩手前でした。

A0:壊死・炎症所見なし
A1:軽度の壊死・炎症所見
A2:中等度の壊死・炎症所見
A3:高度の壊死・炎症所見

F0:線維化なし
F1:門脈域の線維性拡大
F2:線維性架橋形成
F3:小葉のひずみを伴う線維性架橋形成
F4:肝硬変

この新犬山分類と
国際スコアリングシステムの
2つから総合的に診断され、
満点スコア(?)により、
自己免疫性肝炎が確定づけられました。

 

 

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コメント

    • hide
    • 2012年 4月 05日

    SECRET: 0
    PASS:
    まだ1年に満たない記憶でしょうから、大きな心の傷になっていることと思います。
    肝生検!・・・自分だったらショック死します。
    知らないから出来たのでしょうが、もう一回同じのをやる!って言われたら、きっと断るでしょうかね!?
    そんな時は、医師って躊躇無くやるでしょうし・・・。
    脚の付け根の大腿骨付近の痛み!きっと神経が肝臓と縦に繋がっていたのでは??・・・
    違うかな??・・・
    自分も半月板損傷の時に、発症しかけていた潰瘍性大腸炎の場所がかなり痛みましたが、誰も分かってくれませんでした。素人的には、神経は縦に繋がっているんだと思いますが、右の腹部から左大腿骨付近には繋がりませんかねー!?
    自分の関節痛、、、ひまわりんさんの言うようにオペとの関連性も深いらしくて、オペ後に痛みがでる人も多いと執刀医は言います。簡単に言うと、潰瘍性大腸炎の合併症が、暫く生き続けていて攻撃先を失ったものだから関節に向かって来るらしいのです。もうひとつ、職業柄の負担が様々なものと絡み合っているとも思います、、、ので結論を言うと、ひまわりんさんのおっしゃって頂いたことに近いんだと思います。
    肝生検!!について書こうと思いましたが、許容量の少なさで、また自分のことばかりを書いてしまいました。
    ブログに書いたことにより、心のわだかまりが取れたなら良いです。。。

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >hideさん
    こんばんは。
    はい、肝生検は心の傷というよりも
    実際の傷跡として残っています(^^)
    そうそう、知らないからできたんですよね。
    医師の友人が事前にあまり教えてくれなかったのですが、
    やはり内容を言うと不安を煽っただろうから敢えて触れなかった、って言っていました。
    ちなみにバチンは2回やるんですよ。
    ひぇ~!!
    大腿骨付近の痛みは幸い半日程度で治まり
    その後は何ともないのでよかったですが、
    うーん、hideさんの言うような神経のつながりなのか?はたまた麻酔が合わなかったとか?
    それから、hideさんの関節痛ですけれど、
    どうも原因は一つではなく
    いろんな要因が複雑に絡み合っているのではないかと推察いたします。
    なにか、こうすると和らぐとか、
    これをすると痛みが増すとか、
    経験則でもいいからそんな対処法の引き出しが増えるといいですね。
    応援しています!
    それから、もし、今後肝生検やることになったら
    私に言ってくださいね。
    思いっきり脅かしてあげますから!!(笑)

    • hide
    • 2012年 4月 05日

    SECRET: 0
    PASS:
    関節痛のアドバイス、ありがとうございます!!
    研究してみます。
    肝生検・・・
    自分は、全身麻酔を希望します!   (-_-;)

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >hideさん
    アドバイスなんてほどのものではありません。
    恐縮です。
    肝生検・・・
    男なら麻酔なしでお願いします((笑))
    昔の侍の切腹だと思えばいいんですよ。
    と、もう二度とやらないつもりでいるので
    こんなこと言ってます。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    麻酔下でボーっとした状態でやってもらえる大腸ファイバーの苦痛なんて比にならないですね。
    6月にありますがぐちぐち言わずさらっと受けてきます(笑)
    治療だけでなく、いままでに多くの検査も乗り越えてきているんですね。
    分類のこともこの記事で把握できました。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >ゆうさん
    こんばんは。
    痛かった自慢をしているわけではないのですけれど、
    大腸内視鏡検査は肝生検に比べれば
    苦痛のうちに入らないと思ったのも事実です。
    でもそれしか知らない頃は大腸ファイバーもそれなりにつらかったです。
    検査中も、検査前のニフレックも(汗)
    ちなみに、この検査はどのみち入院して行う検査なので、
    できることなら全身麻酔でやってもらったほうが
    いいのでは、というふうに思います。

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