「消えていく今 ~7秒の記憶と生きる 2017春~」
家にはテレビを置いていません。
最近は無音の状態が好きで、
夜なんかは音楽すら何もかけずに過ごすことが多い。
これはインドに行くようになって変化したことかも。
母がしばらく来てくれていましたが
音がなくて寂しいと言ってradikoをかけていました。
私もradikoくらいは朝限定でかけていますが、
映像を見るとしたら、Youtube。
そんなYoutubeで
おすすめ動画に上がってきたこの動画。
数年前のCBCの番組。
7秒後に「今」起きていることを忘れてしまう
7秒前の記憶が次々に消えていく
そんな病「ヘルペス脳炎」と向き合い
いつも笑顔で生きている水田順子さんという方に
密着したドキュメンタリー番組。
水田さんのメモを取り続ける姿勢をみて
生きるということ、
自分という証、
いろいろ考えさせられました。
自分がこうしているこの瞬間にも
水田順子さんはメモを取り続けているのかな?
ちなみに、
ヘルペス脳炎は決して珍しい病気ではなさそうです。
言い換えれば、誰でもかかる可能性がある。
ヘルペス脳炎は、4類感染症定点把握疾患の「急性脳炎(日本脳炎を除く)」を代表する重要な疾患であり、全国約500 の基幹病院定点より毎週報告されている(註:2003年11月施行の感染症法一部改正により、5類感染症全数把握疾患の急性脳炎(ウエストナイル脳炎及び 日本脳炎を除く)に変更)。
ヘルペス脳炎とは – 厚生労働省-戸山研究庁舎
成人のヘルペス脳炎の死亡率は 10〜15%だそうで、
命を落とさなくてもおよそ25%が寝たきり状態や、
重い後遺症を負ってしまうようで、
水田さんはこのケースでしょうか。
子どもの罹患は、さらに危険なようです。
後遺症がなく完全回復
(少なくともごく軽度の後遺症のみ)で、
社会復帰できる患者さんは約半数だそうです。
後遺症には、水田順子さんのような記憶障害や
人格に及ぼす障害のケースが多いみたいですね。
他にもてんかん、見当識障害、運動障害などがあるようです。
水田さんの場合は、
記憶障害なので、ご自身の病気(後遺症)のことは
理解認識されているというところは
認知症とは違いますね。
認知症はある意味、
自分の障害がわからないのだろうから、
本人は幸せというか辛かったり悲しかったりは
ないのかもしれません。
自分も昔、40度以上の高熱が引かず、
病院に救急でかかったところ、
「髄膜炎かもしれない」
となり、骨髄液を採取されそうになりました。
このとき付き添っていた家族が
髄膜炎や髄液採取の深刻さや後遺症のリスクを説明されたそうです。
結果、髄液採取はひとまず断り、
その後幸いにも特別な治療をせずに点滴などで治ったのですが、
とても不安で怖い思いをしました。
脳炎も髄膜炎もウイルス感染なので、
一般的なガンなどの病気とはまた性質が違いますね。
人生とは、
体に起きていく不調や困難と
ともにしていくことなのだなぁと感じます。
でも記憶がすぐに消えていく、
というのは本当に想像がつかない。
【あとがき】やっと1週間が終わりました。来週からの連休、心配と苦労をかけた両親のもとへ帰省予定でしたが、現状を鑑みキャンセルしました。去年よりは外を歩いたりはできる状況と思うけれど、まさか1年後も同じような生活しているとは昨年は考えもしませんでした。世の中が劇的に変わってしまいました、本当に。
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番組観たけど、非常に嘘くさかった。
そもそも7秒で記憶がリセットされてたら
こんなもんじゃない状況になるはずなんだがね。
しかし事実である証明ができないのと同じで
嘘である証明も誰もできないので
こういう病気は、やったもん勝ちですね。
なるほど、そのような見方もあるのですね。
でも、そんな嘘や演技をして誰得でしょうか?