EUS-FNAとは?
EUS-FNA
超音波内視鏡下穿刺吸引生検法
(ちょうおんぱないしきょうかせんしきゅういんせいけんほう)
多くの膵臓検査は膵臓の位置や特性上、
他の臓器に比べて正診率が著しく低いです。
最終的には、お腹を開けてみないとわからないと言われる所以ですね。
そうした膵臓に対する検査の中では感度が高いとされていて、
正診率は7〜9割と言われています。
が、その分リスクも高い検査でもあります。
(後述)
通常、
1泊2日または、2泊3日の入院して実施する検査です。
ひまわりんは、数ヶ月に及びあらゆる検査をしても
膵臓の病気が特定できないので、
昨年の11月にこの検査を最終手段として受けることとなりました。
その際は、結局採取出来た組織に悪性所見が見られなかった
ということで、近々に予定されていた摘出オペが急遽見送りになり、
厳重経過観察となりました。
それについては下記記事にて書いています。
今回は、その厳重経過観察の一発目だった、
今年1月に受けたソナゾイドを用いたEUSで
血流成分が確認されてしまい、
「やはり画像診断上、悪性への怪しさが拭いきれない」
ということで、やむなくかなりの短期間でのEUS-FNAを
受けなくてはならないということになったのでした。
検査リスク
この検査の最大のネックは、
偶発症の発生リスクが他の検査と比べて桁違いに高いことです。
出血、腹膜炎、急性膵炎、穿孔、播種など・・・
偶発症が起こると、
緊急開腹・開胸手術などが必要となります。
特に播種については、悪性が疑われる場合、
組織を採取するつもりだったのに、
結果、がん細胞を体内にバラまいてしまうリスクもあるそうです。
だからか極めて高い可能性でタチの悪いがんが疑われる場合は、この検査は行われないとも聞きます。
偶発症の発生頻度は、0.716%(約140人に1人)で、
偶発症による死亡例も報告されています。
(約12,000人に1人)
「非常に低い確率だけれど、死亡例もある」
というのは、肝生検も同じですが、
肝生検よりも断然高いなという印象です。
なので、むやみやたらに実施される検査ではないようです。
ひまわりんもこんな短期間に2度もやることになろうとは・・・
できればこんな危険な検査はやりたくないです・・・
偶発症が生じた際に最善の処置や治療を施すため、
入院下での検査なのですね。
EUS-FNA検査前
前日・・・20時以降絶食
当日AM・・・水・お茶のみOK
当日PM(検査3時間前から)・・・絶飲食
今回は、9時過ぎに入院して病室に入り、
検査は午後なのでそれまでは、
点滴のルートを確保したり、
血圧計られたりはあるものの、
病室でテレワークやオンライン会議をしていました。
昼過ぎに検査着に着替え、
検査までできるところまで仕事メールをやっつけておこうとずっとパチパチPC叩いていました。
前回と同じく15時ごろ内視鏡室へ呼ばれ、
担当の看護師さんと歩いて向かいます。
そういえば、今回は帰りに自分が乗って帰るための
ストレッチャーを自分では運ばなかったなぁ・・・
それと、病院のエントランスの真ん前で、
会社スマホを落としてしまい、この有様・・・
かなり縁起悪いよ・・・こんな時に(涙)
ちょっと長くなったので、
検査についてはまた次回書きまーす。
【あとがき】 今回は検査後の副反応(でいいのかな?)が非常にしんどかったです。ようやく正常に戻りつつあります。検査結果が出るまで気が気ではありませんが、心穏やかに過ごせるように母が色々してくれています。感謝しかありません。そして本当に心強いです。
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