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膵腫瘍について、運命の審判が下りました

EUS-FNAの病理結果が出ました。

主治医から結果説明を受けたのですが、
その後、想像以上に自分の中で整理がつかずに、
すぐに文章にできませんでした。

8月下旬のすい腫瘍発覚から、はや3ヶ月。
ありとあらゆる検査を受けてきました。

ざっと挙げるだけでも、

・造影CT
・MRCP
・SPIO MRI
・オクトレオスキャン
・EUS
・EUS-FNA

あと、膵臓の病気に直接関係はないですが、
手術や入院をするための事前検査も。
PCR検査、CT、心電図、大腸内視鏡、胃内視鏡・・・

  

本当にいろんな可能性を疑い、
くまなく検査してくれたんだと思う。

IPMNの疑いから始まり、
MCN、そして、SPNにP-NET。

以上に挙げたものは病理上は、全て悪性腫瘍で、
見つかった時点で手術適応が原則。

画像診断だけでははっきりしないところが多くて、
超音波内視鏡もやったし、シンチグラフィでも確認した。

そして最終手段として、
リスクもそれなりにある検査のFNA、
組織を採取する病理鑑別ということになったわけですが、

というか、
これで白黒はっきりする予定だったのですが、

 

悪性所見が出てこなかったそうです。

 

失礼ながら、FNAをしてくれた主治医に、

「腫瘤を刺せなかったということでしょうか?」

と聞いてしまったのですが、
(瞬間やば、失礼だわと思いましたが、あとの祭り)

FNAでの生検は、確実に膵腫瘤を3回刺して、
3回とも組織が採れたとのこと。
しかも、通常の細い針ではなく、
中くらいの針ということです。
(これは後から聞きました。どうりで痛いはず)

   

その結果、
最終的に鑑別に上がってきたものは、
良性疾患ばかりで、どれもこれもレア中のレア。

Epidermoid cyst(類表皮のう胞 )
神経鞘種
過誤腫
LEC(膵リンパのう胞)

この中で、
唯一これまでも鑑別対象と挙がっていたのは
Epidermoid Cystのみ。

結局、なんだかわからないです。
でも高い確率で、悪いものではなさそうです。

というのが病理の結果です。

そして、これは、消化器内科だけでなく、
肝胆膵外科、放射線科、病理など20人くらいで
議論を重ねた上での結果だそうです。

最終的に、病院としての総意として、

「12月の手術は中止。2−3ヶ月おきの経過観察」

が告げられました。

 

一審は無罪だけど、保護観察付き

ってとこでしょうか。

とりあえず、
緊急に手術をする必要はなくなりましたが、
2−3cmの何モノかが膵臓尾部にいることは事実。
最終的にはオペで出してみないと分からない。

にしても、
2ヶ月おきにEUS級の検査ってのも大変そう。

   

疲れたので、今後については明日・・・

    

  

 

【あとがき】 まだまだ病気の特定は続く事になるのですが、皆さんの温かい励ましのメッセージにとても助けられました。会ったこともないひまわりんのことを、自分のことのように心を痛めてくださったり、神社でお祈りしてくださったり、他にも下のバナークリックで応援してくださった方も、本当にありがとうございました。「セカンドオピニオンって大事だね」ってリアルの友人知人は言うのですが、「セカオピが大切というより、病院の見極めが大切」なんだと思います。直感も、ときに大きな判断材料になるかと。

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コメント

    • うしこ
    • 2020年 11月 19日

    ひまわりんさん

    良かったです!もうこれ一言につきます。
    経過観察は面倒かも知れませんが、悪性では無かったことや手術回避は万歳です。
    まるで自分の事のようにドキドキしていましま。

      • ひまわりん
      • 2020年 11月 20日

      うしこさん、

      温かくそして力強く見守りくださり
      ありがとうございました。
      「あのとき切っておけば良かった」
      とならないことを願うばかりです。

    • Sachi
    • 2020年 11月 20日

    検査ひとまずお疲れ様です。
    大変でしたね…
    手術は一旦回避出来たのは良かった気がしますが…でもまだなんだか分からないものをずっと心配しなければいけないのも、本当に大変だと思います…
    食欲はありますか?
    こんな時だからこそ、栄養つけてゆっくり休んでくださいね。寝れないときでも、目をつぶるだけでも休まるそうですよ。

      • ひまわりん
      • 2020年 11月 20日

      SachiさんとはあのSachiさんかな?
      ありがとうございます。
      食欲はあり、睡眠もたっぷり取れています。
      いずれ取ることになると思いますが、
      今は膵臓とともに生きれることを幸せに思うことにします。

        • Sachi
        • 2020年 11月 20日

        はい!イタリアンのSachiです笑
        かなり濃い3ヶ月でしたよね…
        本当にゆっくりお休みくださいね。
        これで、UCが落ちついたらいいのですが…
        また、お会いできるの楽しみにしてますね!

          • ひまわりん
          • 2020年 11月 21日

          Sachiさん、
          従来のアドレスと異なっていたので
          違う方かと思いました。

          UCが落ち着いたら、
          またお邪魔させてください!
          きっと沢山食べられるから楽しみです。

    • エム
    • 2020年 11月 20日

    ひまわりん様

    心配していました。お気持ちの整理がつかなかったとのこと
    御心情お察しします。
    膵臓はそれだけ難しい臓器なのでしょうね。
    解明されてないことも多そうですし。
    2カ月毎の検査も精神的に大変かと思います。
    今を幸せに思うことが大切というお言葉、胸に染みました。

      • ひまわりん
      • 2020年 11月 20日

      エムさん

      ご心配ありがとうございました。
      膵臓は非常に難しい臓器のようです。
      五臓六腑には膵臓が入っていないんですよね。
      とても重要な膵臓なのに正確に認知されたのは、
      結構近年みたいです。
      それだけ人類は膵臓について未知なことが多いんだろうな、と。
      エムさんはいつもお優しいです。
      そんな方に気にかけていただいたことも幸せです。

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