自己免疫性肝炎(AIH)と一文字しか変わらない
自己免疫性膵炎(AIP)。
もし確定診断されたら、UCに、AIHに、AIP。
どんだけ勲章集めたらいいねーーん、
って感じですよ。
まだ、可能性があるってところで、
全然確定ではないのですけれど、
今のところ、可能性のトップにいることは確かです。
2年前にIgG4関連疾患が疑われたことが
あったのですが、
あの時しっかり調べておけば・・・
ちなみに自己免疫性膵炎とIgG4関連疾患は
深い関連性があるようです。
自己免疫性膵炎とは
慶應義塾大学病院のサイトにわかりやすく書かれていたので、引用します。
自己免疫性膵炎(Autoimmune pancreatitis:AIP)は、1995年に初めて提唱された比較的新しい病気です。IgG4関連疾患のひとつであり、日本人に多い疾患です。自己免疫による炎症で膵臓がソーセージのように腫れ上がり、中を通る膵管が細くなったり、胆汁の流れ道の胆管が詰まったりしてしまうことで目が黄色くなってしまうことがあります(黄疸)。血液検査ではガンマグロブリンやIgG、IgG4の値が高くなります。また、自己抗体が検出されたり、IgG4関連疾患(硬化性胆管炎、硬化性唾液腺炎、後腹膜線維症、腎症など)を合併することが時々あります。
自己免疫性膵炎|KOMPAS – 慶應義塾大学病院KOMPAS
その他の資料によると、
男女比率は5:1で圧倒的に男性に多く、
発症ピークは60代とのこと。
絵を描いてみた。
左が正常な膵臓。右がAIPの膵臓。
おたまじゃくしのように尻すぼみしているのが正常膵。
AIPでは、ぼてっとソーセージのようになるみたい。
自己免疫性膵炎の症状
膵炎と聞くと、とにかくとにかく強烈に痛い
という話を聞きます。
でも、自己免疫性膵炎は膵炎ほどの症状は出ないそうです。
膵臓の炎症によって膵臓が浮腫んで腫れることで、
膵管が細くなり、胆汁の流れ道をふさいでしまい、
黄疸を引き起こして見つかるケースが多いらしい。
その他、背中の痛みや体重の減少、
食欲不振、体のだるさなどの症状から
調べて見つかることも。
また膵臓以外の臓器が炎症を起こして腫れることがあるため、
合併症状から先に見つかることもあるそう。
ここからは、あくまで素人の推察ですが、
10年前のAIH発症時に、肝機能の数値が爆上がりし、
ALTASTが2000とか3000とかだったのですが、
実はその肝炎の裏で、
膵炎も起こしていたのではないか?
という気がしているのです。
というのも、ひまわりんの膵臓は、
10年前のMRIを見ても腫大しているのです。
これを、個性と診るか、病変と診るか。
自己免疫性膵炎の診断
画像検査ではCT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査が行われ、膵臓が炎症によりソーセージ様に腫大し、膵臓の周りに炎症に伴う被膜様の構造物がみられます。採血検査では、自己免疫性膵炎に特徴的なIgGやIgG4の上昇を確認します。EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)を用いた膵臓の病理組織検査の結果で最終的な診断を行います。
自己免疫性膵炎|KOMPAS – 慶應義塾大学病院KOMPAS
ひまわりんの場合、
先日のEUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)で
採取してきた組織に染色検査のを行なうそうです。
膵腫大があり、炎症も認められ、IgGもIgG4も高値、
など考えると、なんとなく納得なのですが、
嚢胞っぽく見えていたのがここにたどり着かなかった
要因なのかな?
まだAIPと決まったわけではないけどさ!
膵癌との鑑別が難しいAIP
ちなみに、意外に多い話として、
膵癌が疑われ、摘出手術をしてみたらAIPだった
というケースが私が通う病院でも
過去5年で2例あるそう。
色々探してみると、そういう症例報告は多くて、
すい臓がんとの鑑別がとても難しいみたいです。
【あとがき】 ときどき思うんです。あのまま10月に医師に言われるままにざっくりと開腹手術を受けていたら、今頃どうなっていたんだろう?って。白黒はっきりついていたんだろうけど、今だから言える話、きっとほぼほぼ白だったんだろうな。医師はどう説明したんだろう?良性どころか、膵炎でした、って?オペが成功していたとしても、自分の中ではその後どうにもならない後悔に苦しんだと思います。
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