ソナゾイドEUSからの鑑別結果
昨年8月に人間ドックの腹部超音波エコーで
膵のう胞が疑われ、検査を進めていくうちに、
まずはIPMNとMCN、SPNが病名として挙がりました。
その後、さらに精密検査を進めると、
当初疑われたIPMNは鑑別から落ち、
希少ガンであるNETなどの可能性が高く疑われました。
そして、その後生検をして病理を経て、
悪性所見は出てこず、良性と思われると一旦は着地。
が、厳重経過観察の中で2ヶ月後に、
SPN、NETの可能性が再浮上。
これまでの鑑別経緯を自分の覚書として記します。
2020年10月時点
造影CT、MRI、EUSなどの結果から
(可能性高い順)
1位:膵神経内分泌腫瘍(NET)
2位:膵充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)
3位:類比嚢胞(膵内副脾から嚢胞)
4位:粘液性嚢胞腫瘍(MCN)
このときは、マジで凹みました。
↓
2020年11月上旬時点
SPIOとオクトレオスキャン実施後(可能性高い順)
1位:膵充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)
2位:類比嚢胞(膵内副脾から嚢胞)
かなり低い:膵神経内分泌腫瘍(NET)、粘液性嚢胞腫瘍(MCN)
この辺りで、「私大丈夫かも?』と感じ始めつつも、
期待した末にそれはそれでそうじゃないときにしんどいから
とオペの準備や終活を真剣に進めていた頃。
↓
2020年11月下旬
EUS-FNA実施後(可能性として)
・Epidermoid cyst(類表皮のう胞 )
・神経鞘種
・過誤腫
・LEC(膵リンパのう胞)
一旦は手術回避となり、喜び以前に力が抜けてしまった頃。
↓
2021年1月下旬
2回目EUS実施後(可能性高い順)
1位:膵充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)
2位:膵神経内分泌腫瘍(NET)
3位:Epidermoid cyst(類表皮のう胞 )・LEC(膵リンパのう胞)
となっていました。
やっぱり画像上は怪しいということには変わりがないようです。
不思議なのが、
毎回腫瘤の形状と中身の成分が変化しているように見えることです。
壊死しているように見えることもあれば、
明らかな充実成分に見えることもあるそうで。
サイズも毎回やや大きくなったり、小さくなったり。
とすると、当初6cmと言われていたものも
実は本当に6cmあったのかも、なんて思ったり。
いろんな画像診断などの検査を受けていますが、
その中でも一番信憑性が高いとされているのが
病理(組織検査)ができるEUS-FNAの検査。
EUS-FNAで怪しいところが100%刺せているとすれば、
SPNやNETの悪性腫瘍ではないんですよね。
が、腫瘤全部を採取してきている訳ではないし、
前回の検査が絶対ということはないので、
念には念を入れるということで理解しています。
それでも次回のFNAで悪性組織が採取されたら、
オペは逃げられないので、怖いです〜
そうそう、ひまわりんの場合、
「副脾」というのがキーワードになっているようで、
直近のカルテには必ず「副脾から派生した」といった
枕詞が見られるようになりました。
「英語では『副脾』のことを
”Accessory Spleen”って言うんだって」
なんて抜かしていたのが懐かしいです。
【あとがき】 タイトルは、「腫瘤の顔つきは悪性っぽいけど、調べたら良性のようだった」という前回のEUS-FNA検査結果を言い換えてみたものです。次回もそうだといいのですが・・・ちなみに今の体調は特に問題はなく、血液検査もそんじょそこらの人よりよほど優秀かと思います。基準値を外れているものは血糖値が低いと、アルブミンとA/G比が低いのくらいです。栄養不足ってこと??w
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