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膵癌は隣り合わせ

危機感なさすぎでした

ブログをはじめて10年。ようやく病気ばかりの内容のブログじゃなくなったところに、またもや病気。しかも「膵臓」って・・・聞いただけでも相当ヤバそうな・・・でも1ヶ月前の私はそれを聞いてもかなり呑気に構えていました(←今思えば危機感なしのおバカ)よくよく記憶を辿ると、2年前にきちんと調べるチャンスがあったのに。。。後述します。

私が疑われている(ほぼそうだと言われている)「腫瘍性膵のう胞」というのを調べれば調べるほど、「手術してみると、ステージ3か4の膵臓がんでした」というものが多く(たまたま?でもそもそもレアな疾患だし・・・)、手術後取り出した腫瘍の病理結果が出てすぐに抗がん剤治療に入る方が多いみたいです。

熟練したお医者様なら、術前のあらゆる画像診断や、場合によって行う生検などから、「がん」ではないかとおおよそ見当がつくらしいです。もちろん手術前の段階では患者には言わないでしょう。

  

膵臓がん?

一昨日のゴッドハンド先生の「あなたはMCNと言われて、癌とは思っていないみたいだけど、どうやら癌の可能性高いよ」というような雰囲気(私の勝手な憶測、妄想ですが)を察するに、ひまわりんもこのケースなのでは?と思っています。

そう思う理由はいくつかあって、

一つはAIHの主治医は「今回の造影MRIのデータさえあれば他は不要だろう」と言っていたのに対し、ゴッドハンドは「一番初めに指摘されたのはいつ?」と言ってその間の画像データも見たがっていたこと。実際、全ての過去データを取り寄せるとおっしゃっていました。

もう一つは、人間ドックの超音波検査では2015年から毎年指摘が入っていたこととこの件で、MRIを取ったのは初年度の15年のみだということ。その後、本来なら厳重経過観察なのに特別検査をしていなかったことに疑念があるようでした。

 

過去の反省

自分の記憶も曖昧でブログをたどると、2018年2月にこんなことが書いてありました。膵臓が肥大している、IgG4疾患かもしれないから再検査しようと。採血の結果IgG4疾患は否定されたのですが、その後膵臓の肥大については追加検査をやっていませんでした。なんという・・・そして19年、昨年も膵内高エコー域疑いが出ていましたが、それも副脾で片付けていたとと思います。この頃はなんだかいろんなことがありすぎて、スルーしてしまっていました。情けない。

改めて突きつけられる現実

すぐ隣に「膵臓がん」という病気がいるんだ、ということに恐怖を感じています。2018年のデータですが(下にリンク貼っています)、膵臓がんの3年生存率15%だそうです。5年となると一桁台です。もちろん、これよりも長く行きていらっしゃる方もいますが、数値として現れている現実は厳しいものです。

部位別の相対生存率では、すい臓がんが最も低くなった。報告書には、「実測生存率と相対生存率の差が他の部位と比較して小さく、予後があまり良くないがんと考えられる」と記載した。このほかの部位別の相対生存率は以下のとおり。▽胃74.3%、▽大腸78.1%、▽女性乳房95.2%、▽肝臓53.6%、▽肺49.4%、▽食道52.0%、▽子宮頚部78.8%、▽子宮体部85.5%、▽膀胱73.5%—。

国がん すい臓がんの3年生存率15.1%と公表 施設別の5年生存率も明らかに
https://www.mixonline.jp/Default.aspx?tabid=55&artid=62347

  

膵臓の手術自体がハイリスク

なんとなくは知っていたつもりだけれど、今回改めて調べてみると、膵臓という臓器はそもそも手術自体のリスクが高く、死亡率が3%。100人に3人も亡くなる可能性のある手術って、素人からすると相当なハイリスクオペだと思うんです。後遺症や合併症でいうともう半分以上。何も起きない方が奇跡です。

手術の術式としては、2016年から膵体尾部側の摘出手術には腹腔鏡下手術が保険適応になっているようです。でもこれはあくまで、「腫瘍含む膵臓の半分(膵体尾部)と脾臓丸ごと」のみが適応。さらに多くの病院で、良性か、良悪性境界腫瘍とよばれる低悪性度の膵体尾部に発生した腫瘍の場合のみ適応、としているようです。もちろん、腫瘍の大きさが大きすぎても腹腔鏡では難しいというのもあるそうですが。

なので、もし癌だとしたら、胃の一部や副腎も摘出することになるみたいだから、きっと開腹手術を勧められるということになったら、「癌なのかも」と覚悟した方が良さそう。そういうときは、私としてはちゃんと教えてほしいなと思います。

「手術」とはじめて言われた時には、まだあまり深刻に捉えきれていなかったので、「開腹手術は20−30cmも切るみたいだからいやだ」とか「なんとか腹腔鏡だったら術後の回復が早そうだし、手術痕が目立たないかも」なんて呑気なことを考えていました。その間、実家に帰省してたりもしたけれど、あの2週間、早く再検査を重ねるべきだったのかな、と少し思っています。今更遅いですけどね。

  

今後

今はとにかく来週、造影CTと採血をして土曜日にデータ出力もお願いして結果を聞く。その後主治医に相談して、場合によってはがんセンターなどでセカオピに行く。そんな感じです。

MCNは膵臓にできる嚢胞の中でもっとも悪性化の確率が高いと言われているもの。ただ、転移がない状態で切除、摘出できた場合においては、予後は普通の膵癌よりは良いようです。そこだけは少しだけ明るいニュース。

     

あとがき

AIHの確定診断のときも、肝生検をしない限りは病気は確定できないと言われました。病理結果は取り出した腫瘍そのものを直接検査するので紛れもない診断結果となるでしょう。肝生検もかなり痛く辛い検査でしたが、今回の手術や、術前検査に比べたら「he」ですねw それから検査続きでかなり被曝もしています。体内の活性酸素が増え、一気に体内老化、肌老化が進むそうです(涙)そんなこと言っている場合ではありませんが。

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コメント

    • もちお
    • 2020年 9月 13日

    こんにちは

    アメーバブログの頃から拝見しておりました

    私も潰瘍性大腸炎と自己免疫性肝炎を
    患っています

    ひまわりんさん、

    お姿拝見したことはないですが、
    内面だけでなく外見も素敵なんだろうなと勝手に
    想像しております

    膵臓の件、他人事とは思えず、
    息をのむようにブログ拝見しておりました

    精神的にもとてもお強い方だなと感じます

    私は子宮体癌の疑いがあり、それだけで
    精神的にきつい日々でした

    膵臓の検査が良い結果でありますようかに
    心から願っています

    いきなりのコメント、失礼いたしました

      • ひまわりん
      • 2020年 9月 13日

      もちおさん、こんばんは。

      アメブロ時代から読んでくださってありがとうございます。
      しかも、同じUCとAIHを患っていらっしゃるという同志・・・

      「他人事とは思えず」というところが響きました。
      今回の膵臓の病気は、
      AIHもUCも因果関係はありませんのでご安心くださいね。

      もちおさんも子宮体癌の疑いがあられたのこと。
      精神的なキツさお察しします!
      ひまわりんも今回は想像以上にきているようで、
      あまりよく眠れていません。
      寝つきはいいのですが、すぐに起きてしまいます。
      夢をたくさん見ます。不安が大きいみたいです。

      今度の検査では、悪性度をみるのだと思いますが、
      一番悪性度の高い腫瘍らしいので、きっと悪性でしょう・・・
      でも悪性だとしても、他に浸潤していないことを願うばかりです。

      もちおさんの御心、ありがとうございます。
      力に変えて頑張ります。

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