今日のニュースでも話題になっていた、フィリピンから渡航してきて、日本で狂犬病発症された方が亡くなった件。
この方は、フィリピンで去年の9月に犬に噛まれたそうで、発症が先月5月ということだから、8ヶ月はなんともなかったということですよね?
発症するとほぼ100%死亡、というコロナウイルスどころではない恐ろしい感染症。
狂犬病は、犬あるいは動物だけの病気ではなく、人を含めた全ての哺乳類が感染し、発病すると治療方法がなく、悲惨な神経症状を示してほぼ100%死亡する極めて危険なウイルス性の人獣共通感染症です。本病は、約4,000年前から人類に知られていましたが、高度な医療が確立した現在も、世界では毎年約50,000の人と十数万の動物が発病死していると推定されています。
日本獣医学会
https://www.jsvetsci.jp/veterinary/infect/01-rabies.html
インドでは、毎年3万人が狂犬病で死亡していて、ひまわりんも初めて渡印するときにかなり調べました。、結局、暴露前ワクチンは受けずに渡航していました。
理由は、事前にワクチン(暴露前ワクチン)を打っていても打っていなくても、犬に噛まれたら、その日、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後と暴露後摂取ワクチンが必要ということだったからです。さらに、暴露前ワクチンは計3回受ける必要があったこと、受けられるクリニックが日本では限定されている点でした。
一応、事前に途上国での医療活動経験のある医師の知人に相談したところ、副作用は少ないとされるワクチンなので打っていても損はないが、暴露前ワクチンも初回、1週間後、1ヶ月後と計3回打たなくてはならないと。さらにこれは、2〜3年後にまた摂取が必要とのことで躊躇しました。
その後、インド渡航を重ねるうちにこの話題をインド人ともしたところ、犬に噛まれたら即地域の最新病院に連れて行ってあげる、と言われています。日本では狂犬病リテラシーが低いけど、この国では人々に認識としても高く(毎年たくさんの方がなくなっているんだから身近ですよね)、そういう意味では対処なんかもきちんと教育を受けている層では皆が分かっていることには安心した気がします。
ただ今回のニュースで、今のうちに計3回の暴露前ワクチン受けておいてもいいのかなとは思いました。これからもインドへはちょくちょく行く予定なので。
そうそう、日本語では「狂犬病」と言いますが、英語では「Rabies」です。
日本では犬からの発症がほとんどだったみたいですが、猫もサルも牛も豚も哺乳類全てがかかる可能性のある感染症です。
ひまわりんは、日本でもきちんと管理されている動物しか触りません。海外ではなおさらです。
日本人の(きっと動物好きな方)は、海外でも無邪気に野良犬、野良猫に近づいていって撫でたり、抱き上げたりしているのを見かけます。これって注意必要ですよ。狂犬病がほぼゼロ、という国は日本をはじめほんの数カ国です。
昨日の食事記録
<あとがき> 梅雨の合間の貴重なお天気!!田んぼと山を見るだけで癒される。こんな景色を見たのはいつぶり??秋田ぶり?
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