インド1日目【後編】Help me!!! を初めて叫んだ夜
これらの続きです。
インド1日目【前編】 デリー行きの搭乗ゲートですでにインドは始まっていた
インド1日目【中編】無秩序の中にある秩序
11時半頃デリー空港を出発して、休憩入れて約7時間。
18時半頃ようやくホステルに着いた。
日没直後でもう辺りは薄暗い。
ホステル自体は、Booking.comで予約しておいたところ。
なかなかの高評価で、日本人のレビューもよかったし、行きたいアシュラムが近くに多かった
というのも選択のポイントだった。
一泊約600rs(1100円くらい)
ただ、宿の入口を見た瞬間、胸騒ぎというか、嫌な予感がした。
この直感はやはり当たっていたのです。
通された部屋は小さな窓があるものの、すごく閉塞感のある部屋。
エアコン無しのファン付き。
ドアが完全に閉まらず、鍵がかからない。
明らかにドア枠とドアが曲がっている。
部屋の中から見て内開きのドアだったので、ドアを思いっきり押したところでようやく閉まった。
でなんとか鍵はかけられたのだが・・・・
今度はドアを開けようとしてもびくともしない。
はじめは「えー、まじか」と思いながらなんども引っ張っていたのだが、本当にびくとも動く気配がない。
それでも1時間くらい休憩入れつつ、のんびりドアと格闘していたのですが、
待てよ、このまま朝迎えるのはやばい、と思い、宿に電話をしました。
でも、インドSIMじゃないから通話はできない。
日本のSIMは日本に置いてきたから、部屋の中から通話できる手段はなし。当然部屋には電話なんかない。
そこで、宿のFACEBOOKページにSOSを書き込んだ。
当然、宿側もずっと見ている訳ではないから、反応は無し。
この宿、たいそうにもなぜか、ホワイエスペースみたいなものが2部屋につき一つあって、
ドアをドンドン叩いても外にはわからないようだ。
これって、やばくない?だんだん焦り出す。
ベランダがあれば、ベランダに出て助けを呼ぶこともできるけど、小さな窓しかない。
1stフロア(イギリス方式なので実質2F)だったので、窓から飛び降りることも考えたけれど、
完全に日が落ちてしまっているので、ほぼ真っ暗だし、地面は崖のような斜面になっているのに加え、瓦礫とゴミの山・・・
ここに降りちゃっても逆にやばい。
「あーー、なんでインドになんか来ちゃったんだろう・・・・」
今回の旅で唯一そう思ったのがこの初日の夜でした。
結局、「Help me! Help me!」、ドアをドンドン叩くを1時間ほど続けた結果、
ようやく宿のスタッフが来て、外側から数名でドアを蹴る押すで、ドアが開いたのだけれど、
「この部屋では休まらないから、部屋変更してくれ」
と申し出た。
スタッフも親切は親切で、すぐに新しい部屋を用意すると言ってくれた。
整えてくるから少し待っていて、と言われ、待っていた。
30分ほど待ち、案内された1フロア下の部屋。
部屋自体は、エアコンありでバルコニーあり。
でも、ベッドにはホコリあり、誰のか分からぬ髪の毛あり、水回りも恐ろしく汚く、異臭あり。
なんと、トイレには便座がない!!!
トイレは空気イス状態で使いました(涙)
ホットシャワーも当然出ませんでした。
愕然としたけれど、もう21時も回っているし、私も疲れている。
今からスーツケースをまた転がして、闇の中宿を探すのは無理。
腹をくくりました。
仕方ない。
ここで寝よう。
冷たい水で体だけ洗い、(なんせ、先ほどのドア開放運動で汗だくでしたから)
この旅でこの日しか使わなかったけれどインナーシーツに包まって寝ました。
布団なんてかぶりませんでした。
正直、写真を撮る気にもならず、ほとんど写真がない(今思えば撮っておけばよかったのですが)。
格闘したドア。
やっぱり、嫌な予感は当たるなぁ、と。
あと、窓が小さいところとか、やっぱりダメ。
陰の気しか感じられませんでした。
めちゃ前後していますが、
インド2日目① やっぱり日当たりのいいところにはいい気が流れる
に続きます。
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9/27の食事記録と歩数記録
ひるぬき
お腹空かず
水だけ
実は、インドで飲めるミネラルウォーターではこれが一番美味しい。
よる
日本から持って行ったフリーズドライの梅粥と切り干し大根
あとバンコクで買ったバンコククッキートムヤム味
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