東京から福岡まで!
「はかた号」完全個室型プレミアムシート乗車体験記
「一度は乗ってみたい、乗ってみたい」と秘かに思っていた東京ー福岡間を高速バスで結ぶ、キングオブ深夜バス「はかた号」の個室シート。
数年前の登場時から帰省のたびに狙っていたんですが、1台に4席しかない個室のプレミアムシートの予約がなかなか取れず・・・
さらに自分の事情で、往路(私の場合、東京→福岡)でしか利用したくなくて。
で、今回、ようやく念願叶い予約が取れたので、さっそく同じ福岡出身の大親友Mに、超興奮気味に報告したところ、彼女は「へー、そーなんや」で終了 笑。つまらん。
そう、彼女は過去に一度、名古屋→福岡の深夜バスで地獄の思いをしたのです。
だからか、まったく興味なさそう。
ふふふ、でも、私のは、「個室だし、後部座席を気にせずシートも倒せて、マッサージ機能もついているし、オットマンもあるのよ、オホホー」
というわけで、ここでは他の体験記にあまり書かれていない女性目線の感想を中心に書いてみたいと思います。
1. 新宿バスタへ
深夜高速バスといえば、若かりし頃はよくスキー、スノーボードに行っていました。結構な長距離も乗っていたけれど、あの頃は20代で体力もあったしなぁ、と。
最近では、昨年の1月に白川郷に行く際、東京八重洲→富山高岡をバス利用しました。そのときは6時間半とかだったから、今回はその倍以上。14時間バスに乗車・・・未知の世界です。
バスタ新宿は綺麗でわかりやすかったのですが、行くまでの道のりが少々わかりづらかったです。
2. いざ、乗車!そして、出発!
窓側のアームレスト下に、AC電源とUSBポート
ちなみに、AC電源は反対側のアームレストにも設置あり。
あとは、ドリンクホルダーと小さなゴミ箱
奥の青い光は空気清浄機のようです。
ちなみに配られたものはこの2点で、お水などの配布はありませんでした。
ほとんどの乗車体験記で、お水かお茶が配られたというものを目にしていたため飲み物を持参しませんでした。
このあと、23時過ぎの静岡SAでの休憩で飲み物を購入できたので問題ありませんでしたが、必要な方は乗車前に購入を!
3. 良かった点、気になった点
◎ 気兼ねなくスキンケアとメイクができる
個室なので、周囲の目を気にすることなく、夜はシートマスクをしたり、朝はメイクができたりしたのは、女子にはとって大きな利点だと感じました。
しかも、大きな窓から注ぐ自然光のもとで^^
◎ 何気に嬉しいランバーサポート機能
ランバーサポートとは、よく自動車のシートなんかにあるアレ。最近では、オフィス用チェアにも採用されています。
lumbar(腰)の疲労軽減をはかるために、背もたれの腰椎が当たる辺りを心地よくサポートしてくれる機能です。飛行機なんかでもいつも腰部分にブランケットを当てている私にとってはとても嬉しい機能でした。
女性は男性に比べ、体の構造上、腰のS字カーブが深いので、男性以上にありがたいと感じる点だと思います。
◎ 快適なwifi環境
「速度も遅く、1回あたり30分までで、回数制限もあり」
という情報をけっこう見ましたが、現在(2018年5月時点)、1回あたり60分迄。その都度つなぎ直す必要はありますが、接続回数に制限はないようです。
速度テストしたわけではありませんが、
動画なども観ていないので、快適に利用できました。
◎ 寒さは気にならず!
乗車したのが春ということもあり、シートヒーターも使うことなく、長袖Tシャツと備え付けのブランケットで全く問題ありませんでしたが、想像するに、冬場はかなり足元から冷えそうです。
プレミアムな分、周りに人がいないから、という要因もありそうです w
△ トイレの音が気になる
厳密に言うと、トイレのドアの開閉や、トイレ中の音などは聞こえません。聞こえてくるのは、トイレを流すあの「シュポッ」という音。飛行機のトイレなんかと同じ、あの「シュポッ」です。
プレミアムシートの2列目”2A”と”2B”の席、特に”2B”はトイレが近くになります。
2Bだった私は眠ってしまえば、全く気にならず、その音で目が覚めるようなことはありませんでしたが、気になる人はきついかなと思います。
こういう点でも、1列目がいいですよね。
ちなみに、思った以上に、みなさん化粧室使われるのでびっくりしました。とくに、朝方は、ひっきりなしに誰かが使用されていました。また、朝方になってくると、若干匂いも漂ってきたので、これは少し不快でした。
私は、2度のサービスエリア立ち寄り休憩で間に合い、車内トイレは使わずに済みました。
× 備え付けテーブルが全く使えず!
・斜めってる。
物がガンガン滑り落ちます。食事するにも適していないです。
・高さが低すぎる。
PC作業には向かないです。
私は膝の上にブランケットを畳んで置いてその上にPCを乗せていました。
・小さい。
サイズも小さく窓側にかなり体を傾けて使う必要あり。
よって、このテーブルは不要だとおもいましたね。
できれば、飛行機のエコノミー座席にあるような前座席裏にある収納可能なテーブルが、前の壁に付いているといいのになーと思いました。
× シートベルトが首を直撃
プレミアムシートならではと思うのですが、シートベルトで首が締まるのです。
よく考えたら、車の座席で寝るときも同じような状態になるのですが、シートが大きい分、首締まり率が高いというか、 直撃感が半端なくて。
でも、仕方ないですよね、これは「はかた号」の仕様が悪いわけではなく、道路交通法上の決まりだから・・・。
4. 最後に
今回のバス旅。
そこそこ快適に、そして楽しく移動時間を過ごしましたが、もう利用することはないと思います。
だって、どう考えてもコスパ悪いですから。笑
ですが、私、押入れで部屋を作ったりとか、今は廃止となった北斗星の狭い客室だったりや、飛行機のビジネスクラスなんかの隔離された空間だったり、そうした自分だけの空間、みたいなものが好きなので、そういう意味ではとても楽しかったです。
あと、乗務員さんがとても親切でした。
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