事がどうも複雑になってきました。
今日は先週受けたSPIO MRIの検査結果
を踏まえた今後のプランが決まる大切な日でした。
内科の先生のSPIO検査の位置付けとしては
膵内副脾を否定するための検査だったようですが、
放射線科医のレポートは異なっていました。
レポートは直接見せてはいただきましたが、
患者はそのレポートの出力をもらうことはできないので
専門用語はキャッチアップできず・・・
読影医の診断では、
「SPIOの取り込みは不明瞭だが、
(つまり膵内副脾が認められなかった)
5年前の像影CTやMRIの結果も考慮すると、
膵内副脾による膵類表皮嚢胞が一番高い」
ということになりました。
想定外でした。
本当に膵内副脾による膵類表皮嚢胞であれば、
唯一手術を回避できるのです。
私としては喜ぶべきなのですが、
内科も外科もこの診断にはとても疑問のようでして、
喜ぶ感じではないです。
むしろ、コトが複雑さを増してしまいました。
EUS(超音波内視鏡)とMRIでは
見え方や得意な鑑別も違ってくるのでしょうし、
本当に診断が難しいんだなと感じます。
だから、一つの検査で判断するのではなく、
様々な性格の検査で総合的に診断していかないと
いけないんだと思います。
膵類表皮嚢胞 って言葉、
本日の流行語大賞です!
気になっていること
レポートに記載されていた
「SPIOに関しては、
Solid Componentの量が少ない影響で
取り込みが不明瞭な可能性が考慮されます。」
という一文が気になっています。
稀な病気な上に、一筋縄ではいかない
ひまわりんの病気っていつも一筋縄でいかないんです。
10年前の自己免疫性肝炎の時もそう。
「稀な疾患だが、ステロイドがよく効く」
と断定的に言われ、ガッツリ飲まされた挙句に
よく効くどころか反対に悪くなる一方・・・
最悪時のALTは3000くらいでした。
今回も、医師たちの読みどおりにいかない感じ
を見ていると昔を思い出していました。
次のプラン
膵内副脾が今時点で完全には消えていないとはいえ、
消化器内科と消化器外科の読みとしては
手術適応になる可能性の方が断然高そうな気配で、
手術枠はすでに抑えていただいていたようです。
それまでに、オクトレオスキャン
(これも来週に早めていただきました)と、
EUS-FNAを入院して行います。
オクトレオスキャンは平たくいえば、
癌のPET検査みたいなもの。
NET(神経内分泌腫瘍)を画像診断できる検査で、
NETがあるところがピカーンと光るらしいです。
EUS–FNAとは 超音波内視鏡下穿刺吸引法といって、
胃の中から超音波内視鏡で膵臓の腫瘍に針を刺して
組織を採取する検査です。
病理の結果は1週間後とのこと。
一応、手術日が決まったのでそこは一安心。
とはいえ、このままだと手術の3日前まで
結論が出ないということになります。
手術直前までできうる限りの検査が続きますが、
それまでに歯医者に行ったり、
美容院に行ったり、
そうそう念のために遺書を書いたり、
準備を進めたいと思っています。
<あとがき> なかなか気分的にスッキリしない状態が続いています。でも、あらゆる可能性を考慮しながら進めてくれている今の病院には感謝です。治療も手術もこの病院から変える気はありませんが、今の病院で新たに取ったEUSやSPIOの結果をデータとして取り寄せをして、セカンドオピニオンをしてもいいのかもしれないです。このデータをどう読むのか?同じ意見なのか?それは聞いてみたい気がします。
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