久々の友だちと近況報告しあっていたときの話。

友：「そろそろシュウカツしようと思って」

ひ：「おお、いいじゃん！私もノートつけたりしてるよ」

友：「ノート？ひまわりんはやる必要ないじゃん」

ひ：「いやいや、一昨年やったよ」

友：「え？あの会社辞めたの？」

ひ：「辞めてないよ。え？（もしや・・・）」

　

彼女は「就活」のほうを行っていたのでした。

友だちは、出産後に仕事を辞めていたのですが、
下の子も小学校に上がり、
また仕事を始めたいということでした。

この話をきっかけに、
自分が一昨年にやった「終活」を話ししたら、

その友だちには、

「いつもそんなこと考えて生きてるなんて…
苦労してきたもんね」

と労ってもらいましたが、
（というより憐れんでもらった、かな）
私はむしろ終わりを意識している今の方が、
大切に過ごせるようになっている。

当たり前のことを当たり前と思わずに、
日々に感謝できている気がする。

だから良いのです。

「そんなこと考えたことなかったよ〜」
という友だち。そりゃそうか。

友だちは子どもの将来が一番にくるはず。

でも、可愛いお子さんがいる方こそ、
若いうちからの終活考えてみるのも悪くないと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

話は変わりますが、
知り合いの子に、
プロのバレエダンサーがいます。

その子は22歳なのですが、
本当にしっかりしていて、
自分の商品価値をあと10年だと置いているんです。

つまり自分が不自由なく踊れるのは、
あと10年くらいだと分かっている。

もちろん、出産をしても長く踊っている方、
30後半、40前半くらい、まった長くバリバリと
踊られているダンサーもいますが、
平均的には40歳辺りで現役を退いていると思います。

そう考えると、
ROHで長くプリンシパルを務めた吉田都さんは本当にすごかった。

そして、上でいったのは怪我がなかったらの話で、
ダンサーやアスリートもそうですが
いつも怪我は隣り合わせ。

22歳の彼女は、
食事も普段の生活も全て
バレエのためになることしかしていないです。
全情熱と全時間をバレエに捧げています。

今しかできないことだと深く認識し、
今の年齢で自分に落とし込めていることが本当にすごいです。
とても若いのに心から尊敬します。

　　
自分の20代なんて、
一番体が動き、頭も冴えていて、無理も効く、
なんてことが当たり前で、
衰えていくことなんて想像できていなかったと思います。

でも、あの頃にはもう戻れません。

だからこそ、今を大切に生きる。

体力的な衰えと記憶力の低下は
40過ぎてこれでもかというほど実感しているので、
チャレンジは、一年後よりも3ヶ月後、
来月よりも今月、明日よりも今日がいいに決まってる。

そうやって真剣に生きていると、
いつかは迎える「死」への恐怖が少し和らぐ気がします。

「終活」って暗いイメージを持たれることが多いですが、
そんなことないんじゃないかな。

限られた人生という時間を、
自分らしく、大切に生きていくための
有効な手段だと思います。

　　

あなたは「シュウカツ」と聞くと、
何が一番に浮かびますか？

　　

【あとがき】　ところで、今ひまわりんは第二次断捨離期に突入しています。洋服は最多時の半分には減ったと思うのですが、まだまだ多い（と思う）。服好きとしては、今のところこれ以上はまだ減らせないので、当面は増やさないという努力。あと、食器類も少し減らしました。そして、今、一番減らしているのは、少しやった感が分かりにくい書類関係。見て見ぬ振りしてきた説明書、保証書、ありとあらゆるいろんな紙類を処分にかかっています。書類関係は捨てては行けないものもあるので選別に時間がかかる・・・でもここは乗り越えなきゃならない壁なので、頑張ります！

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