昨日、リシケシで仲良くしている美人さんPちゃんと長らく会話していた。
Pちゃんはインド人にしては珍しく超絶スタイルの持ち主。
スタイルのいいインド人は完全ベジでインド料理が嫌いな子たち(笑)
さて、話題は結婚話。
彼女はK POP、Kドラマ、Kファッションが大好きな20代女子。
日本の若者文化にも精通していて、私と話すときはとっても楽しそう!
私もとても嬉しい。
そんな彼女。
インドが大嫌い。
早くインドを脱出したくて仕方がない。
今はお金を頑張って貯めていて、2−3年後には韓国かオーストラリアに移住したいそう。
日本も候補の一つだけれどToo expensive って言っていた。
え??
オーストラリアよりも韓国よりも今は行きやすいんじゃないか?
という気もするけど・・・
リアルな結婚事情
で、本題なのですが。
Pちゃんのおばあちゃんはなんと11歳、お母さんは14歳で結婚したそう。
ひーーー。
当然、自分の意思とは全く関係なくです。
そして更なる衝撃。
彼女はとあるVillageの出身なのですが、夫はほぼ全家庭、奥さんに暴力を振るい、家政婦としか見ていないそうです。
DVとかもうそういうレベルじゃない。
村ぐるみ。
おそらくこういう村の輩が外国人相手にもレイプなんかを横行しているのではないかと。
インドは(というかヒンズー教が)離婚を認めていないから、嫁いだ妻はずっと奴隷のままなんだそうです。
Pちゃんはそんな父親が嫌いで大学を卒業後、妹と家を出た。
それでもたまに母に会いに帰るみたいだけど、父には会わないようにしているそうです。
なんだか聞いていてとても切なくなりました。
たださすがに事情があれば離婚も絶対にできないわけではなく、何度も母親に離婚を勧めたらしいけどお母さんは「私はこのまま生きるわ」と。
そしていまだに結婚についてはうるさく指示をしてくるのだとか。
現在は法律で結婚年齢は改正
現在は、10代の婚姻は禁止されていて、
女性が21歳以上、男性が22歳以上と定められています。
でも21歳になった途端、結婚させられる女性は田舎にはたくさんいるみたいです。
都会と田舎ではかなり事情に格差があるようです。
とはいえ、若い子たちは世界の事情をインターネットなんかでよく知っているから、その古いしきたりと慣習に反発しています。
ちなみに、一緒に旅していたAちゃんのいとこは、
親に勧められた結婚だったけど、会ってみてとても素敵な人だったから結婚したと言っていました。
この場合は、無理強いされたわけではなく、お見合いを勧められて嫌だったら断ってもいい、といいことだったみたいです。
ただ、みんな口を揃えていうのは、相手がインド人ならば、同じカースト内で結婚するのが望ましいし、お互い幸せだ、ということです。
初めてインドに来たとき、タージマハルから帰るタクシーの中でドライバーが、
日本はほとんど恋愛結婚でしょう?
インドは99%親が決めるんですよ、と言っていました。
ただここ7−8年で随分変わってきていて、
都会に住むバリキャリAちゃんの親は「自分の決めた人と結婚しなさい」と言っているそうだし、
Sちゃんにおいては本人が結婚しないと言っていることもあり「無理にしなくて良い」と言っているそうです。別の姉妹がすでに結婚しているから、私は見逃してもらえている、とは言っていましたが。
なので、かなりのマインド格差があるようです。
まあこれだけネット社会で異文化の情報が入ってくるようになれば、このままでは無理ですよね。
きっとこれからもっともっと変わってくると思います。
日本は結婚相手探すために、みんな苦労するんだよ、という話をすると、
同じカースト内で探せるアプリがあるそうです。
親は昔のように相手を「この人」と決め打ちで連れてはこないけれど、同じカースト内での結婚しか認められないからそういうサービスもあるみたいですね。
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