JCF（ジャパンキャンサーフォーラム）2020
2日目、10月25日（日）14:45〜15:30の
「希少がん・神経内分泌腫瘍」セミナーを
ひまわりんもオンライン視聴しました。

◆JCF2020 開催プログラム
https://www.japancancerforum.jp/programs

国立がん研究センター 中央病院
希少がんセンター 肝胆膵内科 医長
肱岡 範 先生がお話しくださいました。

体系的に、とても分かりやすく、
NET初心者のひまわりんにとっては充実の45分でした。
他の予定をキャンセルしてこれを優先させて正解でした。

セミナーの内容の録音、録画、写真撮影は
禁止されていたので、可能な限りメモしましたので、
その内容を清書がてらまとめます。

　

NET（神経内分泌腫瘍）とは？

ひまわりんのブログを読んでくださっている方には
まだ、膵臓に病気のある方やNETの方はいない、
もしくは、いてもごく少数かと思います。

ひまわりん自身も20年10月26日時点では
まだNETと確定診断がついているわけではありません。

スティーブ・ジョブズも罹患した膵神経内分泌腫瘍（NET）

先日この記事でも書いたのですが、
スティーブ・ジョブズがかかったことで
この病気は希少ながらもわりと有名なようです。

「癌だけど、癌もどき」
とも呼ばれています。

この病名を言われたときには、
私はこれではないと勝手に思い込んでいたので
大変ショックでした。　

　　

NET（神経内分泌腫瘍）の特徴

特徴としては、
（メモし忘れもあり）

・神経内分泌細胞に由来する腫瘍

・稀である

・全身に発生する
（原発は消化管が70％、肺が25％）

・悪性度の幅が大きい
進行も遅くあまり活動しないタイプから、
膵癌以上に進行も悪性度も高いものもあるので、
正確な診断が要される
（でも、その診断が難しいらしい）

　　　　

NET（神経内分泌腫瘍）の悪性度分類

これは、調べれば出てくるのですが、
改めて軽くおさらいがありました。

下に行くほど悪性度が高く、タチが悪いです。

NET　G1（高分化）

NET　G2（高分化）

NET　G3（高分化）

NEC　G3（低分化）

G1〜G3、NECでは予後がかなり違うようです。

ちなみに、ひまわりんのグレードはまだ分かりません。
基本は病理でしかわからないんだと思います。

　

肱岡先生の心に残った言葉

今日ここで一番書き残したいのは、
肱岡先生がすごくポジティブで元気をもらう
コメントをされた下記内容です。

「生存率はあまり意識しなくていい。
なぜなら、5年生存率は5年前のもの、
10年生存率は10年前のデータ。
医学は日進月歩。あくまで目安までに留めるくらいに。」

※一言一句は書き留められなかったのでニュアンスです

おっしゃる通り！だと思いました。

膵臓がんかもしれないと言われて、
検索窓に「膵臓がん」と入れると、
検索予測では必ず、

「膵臓がん　予後」
「膵臓がん　生存率」

が出てきます。

※設定で検索予測を外す事もできますが、
多くの方はデフォルトのままですよね

別に初めはそこを知りたかったわけではないのに
私はその検索予測で膵臓がんの5年生存率の
厳しさを改めて知りました。

他の癌にはない非常に厳しい数字をみて愕然としました。

膵臓がんの予後が厳しいのは、
膵臓という臓器の特性、や位置している場所、
早期発見が難しいからというのもあると思います。

早期発見が可能になれば、
予後のデータも変わってくると思います。

医学は日々進歩しているんだよ、
というメッセージを最先端で日々患者さんと
接している医師から伺えて本当によかったです。

　

まだノートのメモが、2ページ残っているので
Vol.2へと続きます。

　　　

＜あとがき＞　最近、地味にパスワードや暗証番号などの統一化を図っています。セキュリティを考えると時代の流れとは逆行していますが、万一（いや、百一の方が正しいか）のことを考えると、バラバラしていない方がいいと思うからです。一方、エンディングノートは全然書き進められていません。死が現実的な状況ではない正常時に書くほうが、楽しく書けますのでおすすめです。

ひまわりんブログが初めての方は、
こちらの「はじめまして、ひまわりんです」もぜひご覧ください。

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