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満足度高く、そして疲れない「ひろしま美術館」

中国四国地方で、徳島の大塚国際美術館の次に行ってみたいと思っていたひろしま美術館。大塚国際はじっくり2日かけて行きたいと思っていて、まだ実現できてない。もしかしたら、今年チャンスがあるかもしれないけど・・・

一方、ひろしま美術館はコンパクトな美術館。仕事帰りに立ち寄るにもちょうどいいかもとも思ったのです。

今回ちょうど私の好みの印象派の企画展をやっていたというのもあって。

そして、たまたま訪れたちょうどこの日のBS11「フランス人がときめいた日本の美術館」の放映は、「ひろしま美術館」の回だったようです。

「ヒロシマビジュツカンへ」では通じない

公益財団法人 ひろしま美術館 公式サイト

仕事が昼過ぎに終わって、タクシーに乗り

「ヒロシマビジュツカンへお願いします」

と言ったらば、

「え、どっち、どれ?」

と。

「あーー、ひらがなの「ヒロシマビジュツカン」へお願いします」

しかし、伝わらない。

県立ではないほうで」

これもイマイチ伝わらず、

リーガロイヤルホテルの前にあるほう

これでようやく通じましたw 「公益財団法人のほう」とでも言えばよかったのか?

確かに、県立広島美術館、広島現代美術館もあるのですが・・・

「愛とやすらぎ」をテーマというこの本館は、原爆ドームをイメージしているそうで、丸いドーム型の展示室になっています。

そして、本館を取り巻く回廊は、厳島神社の回廊をイメージして造られているんだとか。

エントランスを過ぎ、本館展示ホールまでのアプローチも気持ちのいい空間が広がる。

敷地としてはそんなに広くはないけれど、平日だったので人も少ないし、ゆったり。外周りの空気感というか世界観が、今回の共同企画のお相手「ポーラ美術館」に似てる。

今回の企画展 印象派、記憶への旅

今開催中の企画展は、ポーラ美術館とひろしま美術館のコレクションの中から、フランス印象派の風景画を中心にドラクロワやコローからピカソ、マティスまでの73点の名品が展示されています。

ひまわりんの好きな、モネのこの絵もありました。

クロード・モネ《セーヌ河の朝》1897年、ひろしま美術館

基本的に写真撮影OKなものが多かったけれど、ピカソ作品や名作でポーラの所蔵品は撮影不可となっていました。

使えるツール!「ミュージアム・ガイダンス」

本館展示室内で自分のスマホやタブレットを専用WiFiに繋ぐことで作品解説が見られる「ミュージアム・ガイダンス」。

思いの外、便利でした。

例えば、このモネの絵。隣に番号があります。

作品検索画面で番号を入れると・・・

絵のタイトルと作家が出てきます。

そして作品解説。とても見やすくて、文量も長過ぎなくてちょうどいいw

作品によっては、項目ごとに詳しく描かれてあるものも!

このガイダンスの存在が、この鑑賞の満足度をあげてくれたのは間違いない。

でも、周りを見渡す限りでは活用されている人は誰もいませんでした。ご年配の方が多かったからかもしれません。

時間に余裕があるならぜひ立ち寄りたいミュージアムカフェ「カフェ・ジャルダン」

帰りはここ「カフェジャルダン」で遅めのお昼を取りました。

黒猫が至るところに。

大きな窓があり、隣との空間も近過ぎないので、満席でもゆったり過ごせると思います。

ちなみにアンデルセンが入っているようです。これは、スモークサーモンサンドプレート。美味しかったです。

しかも、「黒猫可愛いですね〜」と伝えたら、ここのカフェオリジナルのコースター全4種類を持ってきてくださって「どーぞ」とくださいました。うれしいっ!!ありがとうございました。

窓に並べてみた!

黒猫の理由

ひろしま美術館のモチーフとして使われている黒猫。それは、ひろしま美術館が所蔵するゴッホの「ドービニーの庭」の作品にあります。

亡くなる2週間ほど前に描かれた、ゴッホ最晩年の代表作の1つ「ドービニーの庭」。

ちなみにゴッホは37歳という若さで自害しているんですよね。そして、彼は一作品一作品を仕上げていくという感じではなかったようなので、亡くなる直前にも複数作品を仕上げていたようなので、この「ドービニーの庭」が最後の絵とは言わず、最晩年の絵の一つ、という風に解説されていました。

そして、この頃描かれた同じ庭を描いた別の作品と比べると、いつもいる黒猫がいないのです。そして、庭の中に、周囲と色が異なる箇所があるんです。左下の赤いお花?の部分。

そこで、ひろしま美術館は黒猫の痕跡を探すべく、大学などと連携し、本格的な調査に乗り出したんだそうです。そもそも「ドービニーの庭」は二作あって、一つはスイスのバーゼルに、もう一つは日本のひろしまに。バーゼルドービニーのゴッホ自身の模写がひろしまドービニーのようなのですが、ひろしまドービニーには黒猫がいないのです。その謎についても興味深く研究考察が展示されていました。

そうそう、ここのお部屋は撮影禁止でした。

ポーラ美術館×ひろしま美術館 共同企画印象派、記憶への旅

2019年8月10日(土)~ 10月27日(日)会期中無休
9:00~17:00/金曜は~19:00(入館は閉館の30分前まで)

入館料1,400円。とーっても満足。

<あとがき> 東京のお隣、千葉では未だ17万軒が停電とのこと。そんな中また日曜辺りに強い雨も降るみたい。心配です・・・まさかこんなに長引くなんて。現在、日本には全国各地に被災地がある状態。昔からこんなだったっけ?とホント思います。

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