ハンガリー

2024 Europe 3日目:ハンガリー ブダペスト日帰り旅 vol.3(最終回)

念願のハンガリー国立歌劇場へ

地下鉄の駅も古いレトロな看板がなんとも乙。

今回、急遽ブダペストを訪れた1番の理由は、ハンガリー国立歌劇場に来たかったから。
オーストリー・ハンガリー二重帝国時代のエリザベートも愛したというこの劇場。

見た目はやはりウィーンのそれよりもコンパクトですが、
荘厳な奥ゆかしさを非常に感じます。
パリのオペラ座ガルニエのコンパクトバージョンという感じ。

2014年にパリに行ったときの記事はこちら。

ガイドツアーではガイドさんがとにかく魅力的で、歌劇場に造形の深い方でらして、大変興味深いお話も色々と聞くことができました。

例えば、ヨーロッパの多くのオペラハウスは第二次世界大戦で一部や大部分消失してしまっているそうなのですが、ハンガリーのオペラハウスはほとんどが無傷なんだそうです。
よって、かなりオリジナルの部分が現存しています。

また、まだ一般には解放されていない(来シーズンからはお金を払えば利用することができるようになるらしい)ロイヤルシートにも案内いただけました。
このあと、ウィーンやバイエルンにも行くのですが、ロイヤルシートまで案内してもらえたのはハンガリーだけでした。

ロイヤルシートの入り口。
この大広間も今はロイヤルファミリー、国賓級のお客様、そして清掃員しか入れないそうです(笑)

 

ガイドツアーについて

ガイドツアー料金は、公式サイトからも申し込みで9000Ft。
外部のツアーサイト経由の申し込みだとけっこう割高になるので、
ぜひ下記公式からお申し込みを。

ガイド言語は、ハンガリー語と英語の2種のツアーから選べます。

ツアー料金は他国のオペラハウスのものと比較するとお高めですが、
ここハンガリー国立歌劇場のガイドツアーのラストには、
なんとなんと10−15分程度のミニオペラ劇を目の前で上演してくださいます。
それだけでも9000Ft以上の価値があるというもの。
それはそれは素晴らしかった!

こちらはこけら落とし公演時のプログラム。
1884年9月27日とあります。
フランツヨーゼフも臨席されたそうです。
あのロイヤルシートでご覧になったのですね。

来シーズンのバレエ、観に来たいなぁ。
うん、絶対に来よう!!!

 

このあと急に具合が悪くなりカフェへ

オペラハウスの素晴らしさに興奮しすぎたのか、
ここに来るまで日にも当たりすぎたわりに水分不足だったのか、
熱中症のような症状に急になって、近くのカフェに入りました。

ここでしばらく動けなくなり、長めの休憩をすることに。

このカフェ、とっても雰囲気が良く、スタッフもフレンドリー、かつプロフェッショナルで最高でした。

普段冷たい飲み物を真夏でも一切飲まない私ですが、
このときはめずらしくアイスラテを注文。
それと、ハンガリーの伝統料理らしい「レチョー」をオーダー。

卵のトッピングを勧められたのでつけてみました。
大正解!
Lecsó、Lechoと記載されていました。
このレチョー、言ったらシチュー、言ったらラタトゥイユ、インドでも似たような料理があるような・・・

とても美味しかったです。

食事をして少し回復したもののの、やはり体が熱くなっていて、明らかに軽い熱中症。
実はこのあと、聖マーチャーシュ大聖堂(ヨーゼフとエリザベートの戴冠式が行われたステンドグラスが超美しいという教会)に行かねばならず。
ここの入場が17時までだったのです。

ただ、すぐに動ける状態ではなかったので、ここでしばらく休み続けることに。

また来たい、このカフェ。

  

ブダ地区へ

カフェのスタッフに、
大聖堂に行くならタクシーの方が早いかなぁと呟いてみたところ、
今の時間なら地下鉄、バスを乗り継いだほうが早いと思う、と言われたので、素直にそうすることに。

クローズの15分前くらいには着けそう。
聖マーチャーシュ大聖堂を目指しました。

ちなみにバスは全てベンツでした。

で、到着は見込み通り15分前だったのですが、
チケットブースに行くと、
「残り10分そこらで入場料払って入るのはお勧めしない、明日にしなはれ」
と言われました。

うーーん、私に明日はないのですよーーー
それも伝えたのですが、
「ちゃんと観るべきだから次回にしなはれ」

その通りかもしれないな、と思いまして、教会を下から眺めながら今回の入場は断念しました。
でもこの判断は、また必ずこの街に来る口実になったとも言えます。
というか、ブダペストは1時間歩いただけで、大好きになりました。
今回周った国で一番魅了された国です。

疲れを押して早く来ることもできただろうから、少し長くカフェで休んだことを後悔もしたのだけれど、ここでぶっ倒れていたかもしれないし、こういうことだったのでしょう。

ちなみに聖マーチャーシュ大聖堂は、オペラハウスとは反対に第二次世界大戦で壊滅状態になってしまったそうです。
今回、東欧やドイツ、イタリアを回っていることもあり、このあとも戦争の歴史に触れることが多かったです。

 

Fisherman`s Bastion 漁夫の砦へ

大聖堂の周囲をぐるりと歩き、ミュージカルエリザベートの戴冠式のシーンを思い出しながら、聖堂からすぐの距離にある漁夫の砦という城壁へ。

漁夫の砦という名前なので、ずっと「漁夫の利」を思い浮かべながらの散歩でした。
どうして、漁夫の砦という名前の由来は、諸説あるようですが、魚市場が近くにあり漁夫がこの一帯を守っていたからとか。

ドナウ川向こうのペスト側が高台から美しく望めます。
夜景も綺麗なんだろうな。
きっとここは間違いなくデートスポットですね。
今まで立ち寄った中で人が一番多かったと思います。
ここにもまた必ず戻ってきたいです!

 

最後にもう一度休憩

この時17時半くらいだったのですが、やはり体が疲れていました。
19時発の電車に乗ってウィーンに帰らねばならないのですが、30分だけでもどこかで休もう。

大聖堂の近くの少しそうな高級そうなトラットリアなのですが、まだお客さんがまばらっぽかったので「ビール一杯だけでもいい?」と聞いたら「いいよ!(スマイル)」とのことでお化粧室お借りがてらビールをいっぱいいただきました。
写真は撮り忘れ。
イタリアンですが、次回はちゃんとお食事もしてみたいです。

ビールはハーフリッター(チップ込)で3000Ft。
先ほどのカフェもそうですが、ウィーンに比べたらかなりお安いです。

 

ブダペストケレンフォード駅へ

さあ、ウィーンに向かうべくケレンフォード駅へ。

その前に最後、SPARでスーパーチェック。
実家のお土産用にパプリカパウダーと帰りの電車で飲もうと思ってビールのみ購入。
トカイワインとかも買いたかったけど、このあとの旅程も考えて諦めました。

そうそうラストのラスト、
今回の8カ国中、最初で最後のスタバに!

普段は絶対に飲まないアイスのキャラメルマキアート。
Tallサイズで1510Ft。
そういえば、途中で750mlのブラッドオレンジジュースも購入しました。
ビール以外でこんなに冷たい飲み物を飲むことはないので、
やはり熱中症?熱射病?になりかけていたんだと思います。

それに、オペラ座以降の写真が極端に少なくて(笑)
やはり疲れていたんだと思います。

 

今回時間の都合上行けなかったブダ城や、聖イシュトバーン大聖堂、それに温泉にも行きたい!
オペラハウスでオペラもバレエも見たいし、鎖橋も歩いてみたいし、夜の国会議事場も眺めてみたい。

ブダペストの日帰り旅については以上です。

次回はDay4のウィーン編です。
友だちが合流します。

 

Day3の支出

・ウィーン-ブダペスト往復電車代 €25.8
・ホテル最寄駅-ウィーンミッテ駅往復電車代 €4.8
・ケレンフォード駅での化粧室入場料 250Ft
・ブダペスト24時間乗車券 2,500Ft 
・中央市場でのハンガリアンドッグ 4000Ft
・ブダペストオペラハウスガイドツアー 9000Ft
・遅めのランチ 4911Ft
・トラットリアでビール 3000Ft
・SPAR(スーパーマーケット)2358Ft
・スターバックス 1510Ft

* 事前購入したものについては、使用日に記入

 

【あとがき】 
旅行を振り返っているとまた行きたくなりました。特にブダペストはちゃんともう一度行きたいのです。というわけで、年明けのヨーロッパ行きの飛行機を片道のみ予約してしまいました(笑)
どのくらいの期間行けるかどうかわからないので、復路はもう少し考えます。2週間くらい行きたいな。なんなら住みたいな(笑)来年に予算計画を練らねば!

  

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