昨日の続きです。
その心強い最大の味方、
それは母です。
母は、私と弟を出産した後、
29歳でバセドー病になり手術を受けました。
しかし、皮肉なことに病気を治すはずの手術が新たな病気を招いてしまった。
手術の際の麻酔が合わず、
なんと薬剤性の劇症肝炎となりました。
まだ私は幼かった為、あまり記憶にありません。
この時の話を詳細に聞いたのは大人になってからのことです。
当時は、今ほど肝炎に対する治療法も
多く確立されていなかったのではないかと推測されますが、
母はまず血漿交換療法を受けたようです。
凄まじい副作用に襲われたようで、
かなり体に負担がかかった治療だったようですが功を奏さず。
肝移植などもまだまだの時代。
今でこそ劇症肝炎の生存率は3割といわれますが、
当時の担当医に
「お嬢さんの助かる見込みは1割」
と告げられた祖父母はまだ若い娘と
幼い孫2人(私と弟)を思うと
絶望したそうです。
ですが、最終的には
ダメもとで行ってみたステロイド治療が非常によく効いた。
私にはあまり効かなかったプレドニゾロンが母には劇的に効いた。
親娘でも違うものですね(笑)
ちなみに、血縁親族には今も昔も
誰一人肝臓を患った人はいません。
母と私だけです。
母はその後約4ヶ月入院。
子どもは病室に入れなかったので、
ずっと会っていなかったのですが、
退院前に少し面会が許され久々に目にした母を見て、
しばらく私はキョトンとし、
一瞬近づこうとしなかったんだそうです。
私にとってはわからないくらいに母の顔は変化していたようで、
今思えばムーンフェイスがピークだったんですね。
ひまわりんはニキビが一番辛かったですが、
母が一番辛かったのはムーンフェイスだったようです。
いつも
「お母さんのときより全然マシよ」
って私の顔を見ながらいつも言っていました。
この話もう少し続きます。
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ひまわりんさん
こんにちわ。
お母様も肝炎だったとは!びっくりです。
しかもステロイドが効くタイプだったのですね?
退院前の主治医との話の中で、遺伝性について聞きました。
体質的に遺伝することはあっても、自己免疫性肝炎が遺伝することはない、とのこと。
ただし、もし(子供が)肝炎の疑いを持ったときには「母親が自己免疫性肝炎だった」ことを告げて下さい、と言われました。
それってもしかして同じこと?かな?とふと思ったりして。
力強いお母様の存在、それがひまわりんさんの元気の元だったんですね。
もし私の子供が同じ様なことになったら、私も少しは支えになってやれるのかな。。。
なってやりたいな。
と思ったことでした。
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>猫さん
こんばんは。
とは言っても、母のは薬剤性の肝炎なので
再発もないんです。
でもいろいろと経験者なだけあって心強かったです。
ちなみに遺伝についてはないときっぱりおっしゃってました。それは、入院中の主治医も、前の主治医も、今の主治医もです。
母のことを話しますが、私の自己免疫性肝炎とは関係ない、とみなさんバッサリ!
ただ、ここを読んでくださっている方で
親子でAIHの方がいらっしゃいます。
その方はこの病気に珍しい男性で、お母様もAIHだそうです。
なので、まあ一概に否定はできないのかもしれません。私の未来の子どもには可能性がなくはないのかもしれませんし。